皆さんこんにちは。
今回は、我が社の原木置き場にいる、きれいな虫のお話です。
この虫はルリボシカミキリ「瑠璃星髪切」といって、和名「瑠璃」の通り、鮮やかなブルーの体色が美しい
カミキリムシで、日本の固有種で切手などの意匠にもたびたび登場するそうです。
私は小学校の頃、図鑑を見るのが好きで、この虫を知った時からいつか見たいと憧れていました。
しかし50年以上石巻住んでいますが、一度も目にすることがありませんでした。
ところが3年前、タカコウ・ハウスに入社した年の6月に、会社の原木置き場でこの虫をたくさん見つけました。
それはもう大感激でした。
ネットで調べると、ブナ科とクルミ科の(枯死した)樹木を好んで集まるそうですが、
近年の森林開発などによって生息域が狭められ、その数は減少傾向にあると書かれていました。
そういえば、3年前には100匹以上見かけましたが、去年は数十匹、今年はまだ十数匹しか見かけません、
たぶん去年秋に原木を移動したことも関係あるのかなと思います、さびしいですね。
会社の原木置き場です。
来年も期待できますね。
ネットオークションでは一匹1500円以上で取引され、標本だと数万円もすることがあるそうです。
日本固有のコバルトブルーの大変美しい甲虫なので、乱獲防止のために国虫か天然記念物に指定し、
採取禁止の虫にしてほしいですね。