みなさん、こんにちは。
本日のブログは、先日完成した住宅で気密測定をした結果について、ご報告します。
住宅でいう気密とは、室内と屋外の間で、空気の出入りがないよう、隙間なく密閉することや、その状態をいいます。
隙間があると空気の流れとともに、熱や水蒸気が出入りし壁内の結露の原因ともなります。
住宅の隙間が多いと、夏は熱い空気が隙間から侵入して、住宅内が熱くなりますし、冬は寒い空気が隙間から侵入し、住宅内が寒くなります。
住宅にとって、気密性は、非常に重要なものとなります。
気密測定をしています。
専用の機械を用いて、室内を送風機で減圧し、その時の風量と圧力差を測定して、総相当隙間面積を計算します。
総相当隙間面積を床面積で割ったものを、隙間相当面積(C値)といいます。
隙間相当面積が小さい程、住宅に隙間が少ないことを表しています。
C値=0.4㎠/㎡!!
1㎡あたりの隙間が、0.4㎠しかないということになります。
今回の建物は、床面積116㎡(約35坪)ですから、建物全体では、.
116㎡×0.4㎠=46.4㎠になります。
これは、7㎝角の面積しか、建物に隙間がないということになります。
イメージしにくいので、比較の検討を通常のたばことします。
たはこのサイズが、5.5㎝×8.8㎝=48.4㎠ですから、
家全体で、たばこの箱より小さい隙間になります。
参考までに次世代省エネ基準では、宮城県はC値5.0、北海道で2.0となっています。
気密性能を良くすることで、建物によるメリットがたくさんあります。
・省エネ、光熱費削減
・家全体の温度差がなく快適
・結露がおこりにくい
・24時間換気の効率向上
まだまだメリットがたくさんあります。
これからも高気密高断熱の住宅をお客様に提案、提供していきたいと思います。